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心筋梗塞の前兆をチェック/検査方法も進化 [心筋梗塞]

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心疾患は本人が気づかない




心疾患は本人が知らない間に進行し、重篤化する恐ろしい病気です。

自分が健康であると自覚している人も、心疾患の徴候が隠れている場合があり、通常の一般検診や人間ドックなどの検査で初期の心疾患を発見することはほとんど不可能だと考えます。

特に心筋梗塞は、働き盛りの突然死のうちの死因の7割を占めており、日本人の死亡原因の第2位でもあります。
そのうち3割は前兆のないまま発症し、そのまま死に至るといわれている危険な病気なのです。

心筋梗塞の前兆症状



・胸の痛みや不快感により、無意識に胸を触るようになる

・心臓からの放散痛により、実際痛むのは心臓なのに、神経の信号が左首や左肩に走り、首が回らなかったり、背中や左肩、左腕から小指にかけてが痛む

・心臓と食道が近いことから、ゲップやしゃっくり、食べ物が逆流するような吐き気やむかつきを感じる

・のどをゼーゼー鳴らすような呼吸/声の出しにくさ/冷や汗/不整脈/歯の痛みや奥歯の下の痛み/疲れやすさ/だるさ/頻尿/むくみ/EDの症状が表れることも

心筋梗塞の症状の特徴は


・胸の広範囲(みぞおちや腹部のあたり)で圧迫感や焼けるような激しい痛み

・痛みから呼吸が苦しくなり、冷や汗や脂汗が出たり吐き気や胃痛


・心筋は発作から15分後に壊死を起こし始め、2時間後には完全に死んでしまう

・壊死が進むと心臓が正常に機能しなくなりショック状態に

・顔色は紫色(チアノーゼ)になり、血圧の低下や呼吸困難、冷や汗、嘔吐、意識障害などを起こす


・高齢者や糖尿病を併発している人の中には痛みを感じない人も

・無痛症状の人でも、全身のだるさ、冷や汗、胸や腹にむかつきや違和感、めまい、吐き気、顔面蒼白といった症状が表れることが一般的
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一般の健康診断では発見されない



日本では、20歳以上で一般検診や人間ドックを受けた人の割合は64%と、過去10年間でもっとも多くなっています(2010年厚生労働省調べ)。
検査内容には、心電図検査や胸部レントゲン検査が含まれていますが、これらの検査では、心疾患の初期段階を詳細に診断することはできません。

心電図:不整脈や心不全、進行した心不全を診断可能。

胸部レントゲン:心臓の大きさや、心臓と繋がっている肺の状態を把握。

しかしこれら2つの検査では心臓の動きや心臓の血管の動脈硬化は診断が難しいのです。

心電図検査や胸部レントゲン検査では、心臓そのものを直接観察してみることができないため、心疾患の多くの兆候を見逃してしまいます。
そのため検査結果に異常がなく、健康だと思っていた30代から40代の働き盛りの人が、ある日突然に心臓発作を起こし突然死するケースが増えているのです。

冠動脈を直接監察出来るマルチスライス



ごく最近までは、心疾患の早期発見は難しいことでした。
突然死の原因となる心筋梗塞においては、心臓カテーテル検査が代表の検査でしたが、検査のリスクが大きいことや入院が必要になることから、通常の人間ドックや健康診断で行われませんでした。

それが現在ではCTやMRIなどの画像診断の発達によって、大がかりな検査をしなくとも心疾患の早期発見が可能になったのです。
心臓画像診断(心臓MRI・心臓CT)では、心臓の筋肉の形状や状態はもちろん、重要な冠動脈(心臓をとりまく血管)の動脈硬化まで明瞭に検査する事が可能となりました。

MRI:強力な磁気による撮影、被ばくがない、造影剤は不要、撮影時間は約1時間

CT:X線による撮影、被ばくがある、造影剤を使用する、撮影時間は10分程度、カテーテル検査と同等の検査精度

心臓画像診断の進歩により、心臓発作は防ぐことのできない病気ではなくなりつつあります。
現在の医療技術では心臓の状態を直接みて詳細に診断し、動脈硬化による心筋梗塞の初期段階をいち早く発見する事により、以後進行しないよう対策を立て心臓発作を予防することが可能なのです。

心疾患は恐ろしい病気である事に変わりはないのですが、医学の発達により、早期の検査と対処で立ち向かえるのです。


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