水に浮くクルマのはなし〜FOMMの奮闘〜 [防災]
https://www.kankyo-business.jp/news/016008.php
<<日本は海に囲まれている>>
今年の度重なる台風で水に飲み込まれた自動車の映像を何度も見ました。
2011年の東日本大震災でも、車内に残されたまま津波に流されたという話を聞きました。
日本は海に囲まれているのです。
小型電気自動車(EV)開発を手がけるFOMM(神奈川県川崎市)は、水にも浮くEV=『FOMM Concept One』を開発しました。
FOMMは、スズキ自動車を経てトヨタ車体(愛知県刈谷市)で1人乗りEV「コムス」なとの開発に携わった、鶴巻日出夫さんが2013年に設立した企業です。
資本金は5億1,500万円(2017年8月10日時点)。そして「緊急時に水に浮く超小型4人乗り電気自動車」をコンセプトとしたEVの独自開発に成功しました。
これは鶴巻さんのお母さんが東日本大震災の津波の映像を見ながら、
「もしここに津波がきたら、私は自分の運命を受け入れ、逃げないで家にいるから」
と言ったのが、いざというときに水に浮いて命を守るクルマを開発のきっかけとなりました。
https://fr.autofocus.ca/actualites/dernieres-actualites/fomm-concept-one-l-auto-qui-flotte
<<コンパクトな車体で4人乗車可能>>
このEVは、コンパクトなサイズでありながら大人の4人乗車が可能で、近距離移動に最適な設計となっています。さらに、緊急時には水に浮くという性能を有しており、異常気象などで発生する水害時においても、安全に移動することができるとしています。内燃機関のガソリン車と違う、電気自動車ならではの機能ではないでしょうか。
最高速度は80キロ、フル充電で150〜160キロ走行が可能です。
運転の特色として、アクセルが足元でなくステアリングの脇にあります。よくブレーキをアクセルを踏み間違えた、というのがありますが、その間違いはありません。
http://www.minimo.co.jp/jp/fomm.html
<<日本では現状販売不可>>
ただ残念なことに、FOMM Concept Oneは現時点で日本の公道を走ることはできません。
日本で認められている超小型EVは1人乗りのみで、4人乗りは承認されていないためです。
FOMMは、タイにおいて2016年に現地法人FOMM(ASIA)CO.LTD.,を設立、2017年10月にはアマタナコン工業団地のレンタル工場契約を締結、2018年後半からのタイでの販売開始をはじめ、中国や欧州など世界的な展開に向けて着々と準備を進めています。
販売価格は日本円で225万円ほどだそうです。
またFOMMはヤマダ電機(群馬県高崎市)とも資本業務提携を果たし、今後は全国の家電量販ネットワークを使って、小型EVを販売していく予定です。
これからFOMMの小型EVが日本を席巻するのでしょうか?楽しみです。
<<水に浮くクルマといえば・・!>>
https://middle-edge.jp/articles/oXQt4
『水に浮く車』と聞いて、私は思わず『007 私を愛したスパイ』のロータスエスプリを思い出しました(笑)。でも水に浮くというのは緊急時には必要な機能だと思います。
日本を走れ、『FOMM Concept One』!!
災害に備える〜政府のHPを見ましたか〜 [防災]
https://www.zaikei.co.jp/article/20180620/448857.html
また最近地震が頻発していますね。
なかでも北海道での地震は、北海道全域に渡りブラックアウト(一般には電波,光学装置が障害,妨害などのため使用不能となること)が起こりました。
日本は地震大国というのは分かりますが、出来れば自分の住んでいる地域だけは揺れて欲しくない、というのが本音の所でしょう。
そこで政府のホームページでは、地震についてどのようなことが書いてあるのか見てみました(初めてデス)
https://www.kantei.go.jp/jp/headline/bousai/sonae.html
まず出て来るのが
『家具の置き方』
L字金具などで固定していますか?
テレビは粘着マットなどで転倒防止してください。
寝室や子供部屋には家具は置かないようにしてください、などとあります(そりゃ難しい??)
手の届くところにホイッスルやスリッパ(ガラスが散乱した場合に足を守るため)を置いて、ともあります。
窓ガラスには飛散防止フィルムを貼るのも有効ですね。
先日の台風21号でしたか、家の中に居たのに物体が飛んできて窓ガラスを破壊、家人が大けがしたというのがありました。
台風の際は雨戸を閉める/厚手のカーテンを使うのも良いでしょう。
次に
『食料/飲料水の備蓄』
が出てきます。
昔はともに<三日分備える>というのが常識でしたが、いまは<一週間分>となっています。
水、ビスケット、板チョコ、乾パン、など・・
生活用品としてはトイレットペーパーやテッシュ、マッチやろうそく、カセットコンロ など。
日頃からポリタンクなどに水道水を入れておき、お風呂に水を張っておきましょうと書いてあります。
水があるのは安心ですね。
『持ち出しバッグの準備』
これは家から避難する時に使います。飲料水や食料のほか、救急用品、懐中電灯と電池、下着、毛布やタオル、携帯ラジオ、携帯トイレ など。
家族が多いと量も大変ですが、それなりにはないとあとで困ります。
家族が多ければ分散して持てば良いのです。
『家族同士の安否確認方法はきまってますか?』
これも日頃から安否確認の方法や集合場所を決めておきましょうとあります。ごもっともです。
東日本大震災では携帯電話が集中して使えませんでした。災害伝言ダイヤル171や災害用伝言板を使って安否確認方法を家族間や友人間で共有しましょう。
『避難場所/避難経路の確認』
怖いのは水(津波/洪水)ですね。基本的には高い所だと思いますが、自治体でハザードマップがあるはずです。浸水しそうなところや崩れそうな場所はある程度わかるはず。
確認しておくことは重要だと思います。
こちら以外にもたくさん、参考になるサイトがあります。ご覧になって下さい。
ちなみに上のイラストは、イラスト素材を無料配信している「いらすとや」が、6月18日に大阪府北部を震源とした地震が発生したすぐ後、“緊急時”の説明に使用できる素材を次々と公開したものです。
イラストだと感覚的に必要なものがすぐわかりますね。
せっかくなので利用させていただきました。
タグ:地震 災害 備え
30年内に震度6以上 南海トラフ沿い確立上昇 [防災]
http://news24-7.jp/wp-content/uploads/2015/09/trough01b.gif
政府の地震調査委員会は10日、今後30年間で震度6弱以上の揺れに見舞われる確率を示した「全国地震動予測地図」の平成28年版を公開しました。南海トラフ地震で影響を受ける静岡県から四国にかけての太平洋側の地域で、前回26年版に比べて確率が上昇、関東地域の一部でも80%超と高い状態を維持しました。震度6弱では、耐震性の低い建物が倒壊することがあるといいます。
確率が上昇したのは、太平洋側で沈み込むプレート(岩板)に2年の時間経過でひずみが蓄積されたためです。ただし、今年1月時点で7・6%と低かった熊本市を含む熊本地方で4月に震度7の地震が2回起こるなど、調査委は「数値が低いから安全だと思うべきではない」としています。
28年版の評価は今年1月1日が基準。4月の熊本地震の影響は加味されていません。都道府県庁のある市の市役所付近では、太平洋側の静岡市で68%、津市で62%、和歌山市で57%、高知市で73%と、いずれも前回より2ポイント上昇しました。
関東では首都直下地震や、相模湾から房総半島沖に延びる相模トラフで起きる海溝型地震の影響で、千葉市85%、横浜市81%などと高い数値を示しました。
熊本市は7・6%で前回から0・2ポイント下がるなど、九州北部ではわずかに発生確率が減少していたが、実際に大地震が起きた。調査委は「8%より低いところでも大きな地震が起きたことを認識し、防災に役立ててほしい」としています。
調査委が27年に公表した関東地域の活断層長期評価で、糸魚川-静岡構造線断層帯の予測が見直された結果、前回と比べ、長野県安曇野市で19・1%から29・5%へと最大の上昇幅となりました。
タグ:南海トラフ 地震
家庭でできる減災(情報編)・・熊本地震を受けて [防災]
http://www.nikkei.com/content/pic/20120331/96958A9C93819695E1E3E2E2858DE1E3E2E1E0E2E3E0E2E2E2E2E2E2-DSXBZO4004392031032012I00001-PN1-9.jpg
通信障害は必ず起こる
地震などの大規模な災害時には、間違いなく携帯電話やスマートフォンは電波障害を起しますので、ご家族内で災害時の連絡法を話し合っておく事をおススメします。
万が一はぐれてしまっても、その時はこの場所で会う、といったランドマークを共有しておけば、そこで落ち合う事も可能ですね。
各自治体の防災情報にアクセス
情報収集に便利なのが内閣府のサイト「各自治体防災情報」。全国の都道府県などが公開している防災情報にリンクしています。自分の住んでいる地域の災害情報や、地震がおきたときの被害想定や地盤、避難場所などの情報をまとめて確認できます。
各市町村のハザードマップも
国土交通省のハザードマップポータルサイトでは、各市町村の災害での危険度を示したハザードマップを見ることができます。
このほか、気象庁や国土交通省、総務省消防庁なども、それぞれ情報を提供しています。
配布されている資料をチェック
自治体から配られている防災情報をまとめた地図や資料がありましたらチェックして下さい。高台や避難場所が明記してあります。
家屋の耐震性もチェック
家屋の倒壊を防ぐことも重要だ。阪神大震災では、犠牲者の死因の8割以上が住宅の倒壊などによる窒息死や圧死で、特に古い住宅での被害が目立ちました。
建築基準法は、1971年、81年、2000年に改正され、徐々に耐震基準が厳格化されてきました。古い家ほど耐震性が不十分なことが多いが、新しくても、壁が極端に少ない面がある建物や、増改築で吹き抜けを作るなどしている場合には、揺れに弱いことがあります。
全国の自治体の8割が、古い住宅の耐震診断や耐震補強への補助制度を設けています。
柱と基礎を金具で固定するなど、安価に耐震性が向上できる場合もあるのです。
日本木造住宅耐震補強事業者協同組合の担当者は、
「大きな車が前を通ると揺れを感じたり、ドアや窓が開きにくくなっていたりする場合、耐震診断を受けてもらいたい」としています。
消費しながら買い足す「回転備蓄」
中央防災会議は、南海トラフ巨大地震の発生後3日間に、最大で飲料水4800万リットル、食料3200万食が不足するとし、各家庭で1週間分の水や食料の備蓄が必要としました。
1週間分はかなりの量になるため、普段食べる食材や飲み物を多めに買っておき、消費した分だけ買い足す「ローリングストック」(回転備蓄)が注目されています。
冷蔵庫の製氷室を常に満杯にしておき、非常時には解かして飲料水にするといった工夫も有効です。
備蓄すべきなのは、飲食物だけではありません。
電池やカセットコンロ用ボンベ、ろうそく、使い捨てカイロなども必要です。
また、子供や高齢者がいる家庭では、衛生面に配慮してウェットティッシュや消毒液を多めに用意し、ペットのいる家ではペットフードを買い置きするなど、家庭の特徴に応じた備えが大切だ。
これだけあれば十分、というものではないですが、無いよりはあったほうが良いですね。
備えには気も遣いますがお金もかかります。無理の無い範囲からで結構なので、それぞれの備えをしていただければと思います。
タグ:南海トラフ地震 減災
大災害時に東京のどこが危険か分かるマップ・・Google防災マップ [防災]
http://www.gizmodo.jp/upload_files2/140829-google-0001.jpg
今日3月11日で東日本大震災から丸五年となります。
この機会に近隣の災害時の避難場所などを確認すると良いと思います。
2014年8月に、Googleクライシスレスポンスチームが、事前に知っていると防災に役立つGoogle防災マップ
https://www.google.org/crisisresponse/japan/bosai?hl=ja
を公開しています。
チェックできる情報は次の通りです・・
避難場所や総合危険度(下記の要素を踏まえた上での危険度)
建物倒壊危険度(地盤の揺れやすさと地震に対する建物耐力を考慮)
火災危険度(地震時に予想される出火件数の予想値を考慮)
地区内残留地区(不燃化が進んでいる地区)
建物倒壊危険レイヤを表示すると、皇居周辺や新宿以南、湾岸地域の危険度が高く、江東区中央部から北の区の危険度が高くなっています。
地区内残留レイヤを見ると、千代田区と湾岸地域なら大規模な延焼火災が起きにくいことも分かります。
新たなマンションなどが建ち並ぶ地域は、大規模火災になりにくい町づくりがすすんでいるようです。
災害時にはとても役に立つ公衆電話、避難所情報などといったレイヤも選択できます。
避難所情報は全国が対象で、コンビニなどの帰宅支援ステーション、体育館などの一時滞在施設、公園などの給水拠点が調べられますので、要チェックです。
『5年』といっても5年経ったから何ということはありません。
ただ時間が経ったというだけのこと。
いまだに行方の知れない方も大勢いらっしゃいますし、原発事故の収束も先が見通せません。
5年前を忘れないことが一番ですし、今後また襲ってくるであろう災害について、できることを粛々とおこなってゆく・・それが犠牲になった方へのせめてもの弔いでしょうし、教訓としなければいけない。
防災バッグを点検する/近隣の避難場所を確認する/家族や友人で災害時について話し合う・・
できることを行ないましょう。